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Yahoo!オークション 年間落札額7127億円(2006年度)

Yahoo!オークションの年間落札額がなんと7127億円に達したそうだ。
ネットオークションは急成長市場、しかもほとんどYahoo!の独占である。

本日の日経新聞(2007-11-9)の記事を要約すると、
①会員数は650万人
②2006年度落札額:7127億円(三年前の6割増し)
③2007-9月の出品数:1567万点(三年前の2倍超)

Yahoo!オークションのビジネスモデルがいかにうまみがあるのか、
上の数字からざっと計算してみました。

落札額7127億円はもちろん売上高ではない。
取引仲介業者の売上高に相当するものは、総収入だ。
年間総収入はなんと2482億円 (①+②+③)

①@280(オークション月間利用料)×12ヶ月×650万人=218億円
②@1050(オークション出展料単価)×1500万件(9月度)×12ヶ月=1890億円
③7127億円(年間落札額)×0.0525(仲介手数料)=374億円

これで見ると、稼いでいるのは、取引成立手数料よりも、
圧倒的に出品手数料だということがわかる。(76%)

Yahoo!オークション全体として売上高をみると
落札総額+オークション参加料=7127億円+218億円=7345億円
そのうちの34%をYahoo!がかっさらっている。
しかもその取り分は直接費のかからず、わずかな固定費だけ。
丸儲けである。

Yahoo!のネットオークションビジネスは、
いわゆる直接費(原材料、仕入れ、貸会場費など)が0円で、
固定費(システム維持管理費、人件費)のみのビジネスである。
システム管理も外注化しているだろうから、大きな固定費は人件費だけである。
(オフィスは高い家賃の東京でなくても可能だ)

ネットシステムで成功したビジネスはこれほど儲かるのか!
一回は薄い利益でも、膨大な回数を自動的に積み重ねることができる仕組み。
しかも、無競争で、まだ成長にかげりは見えない。すごいですね。

額に汗してひたすら働くことも、もちろん大切で、
製造業を代表するトヨタの年間利益2兆円はその象徴です。
しかし、ビジネスとしてみれば、もっと上手いやり方があるんですね。

楽天のネットモールもこうした仕組みのビジネスモデルです。
最近ではもっとすごいスケールで、Googleがやっていますね。

利益を上げるには、首から上のものとシステム(仕組み)を使うことだ。
ということがよくわかります。

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