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2010年2月

「紙本から電子本へ」メディア革命は一気に進む!

最初の電子書籍リーダー「Amazon-Kindle」は2007年11月に発売された。
その時、電子本はすでに9万冊用意してあったのだが、

わずか2年、米アマゾンのキンドル向け「電子本」の販売部数が「紙の本」を上回った。
2009年12月25日は革命記念日として歴史に残るだろう。(2010/2/24付日経新聞)

「紙本から電子本へ」メディア革命は一気に進む!
どの既存業界でも同じでしたが、出版業界もやっぱり同じ轍を踏むでしょう。

旅行業界でネットに対応できた大手は一つもなかった。
「旅の窓口」は旧日立造船の孫際事業部が起こした。

流通業界の大手でネットに対応できたところは1社もなかった。
楽天という怪しげなベンチャーが覇者になると誰が予想したか?

Amazonだって、アナリストたちは最近まで過大な投資で倒産するのは必須といってた。


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「広告費、ネットが新聞抜く」マス広告離れの一里塚

本日(2010/2/23)の日経新聞に衝撃的な見出しが見つかった。
「広告費、ネットが新聞抜く」

新聞広告は6739億円(前年比18.6%減)
インターネット広告は7069億円(同1.2%増)、
テレビ広告は1兆7139億円(同10.2%減)である。

ついに、来るべき時が来たという感じです。
不景気の影響で、世代交代は予想よりはるかに早い。
テレビ広告が射程に入っている。もはや問題は「いつ」抜くかだ。

効果がもともとはっきりしないTV広告はますます減少する。
TVに影響を受ける層は、相変わらずマスで存在し続けると思いますが、
流行に流されやすく価格に敏感なセグメントは、顧客と呼べる人なのかな?

勝手に要約したニュース記事よりも、電通が発表しているニュース・リリースを読むほうがいいです。11pもあって非常に詳しい。ダウンロード 2010020-0222.pdf

この中で、インターネット広告に関する内訳を以下に引用します。
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●ウェブ(PC)広告全体は4,417 億円(前年比99.0%)となった。
●検索連動広告は、景気後退によって主力広告主が広告予算を削減した影響で成長率は鈍化したものの、費用対効果を重視する広告主による活用は引き続き堅調で、1,710 億円(前年比108.6%)と成長を続けている。
●モバイル広告は、計1,031 億円(前年比112.9%)。3G 端末や通信定額制などがさらに普及・定着してユーザーの利用が拡大・進化したことが伸びを後押しし、成長を続けている。
●インターネット広告制作費は、1,621 億円、前年比100.7%。不動産、耐久消費財、金融を中心に大型案件の減少は続いているものの、携帯キャリア、食品、飲料などのキャンペーンや中小規模のサイトリニューアルなどが増加し、結果として横ばいとなった。また、ソーシャルメディアとのタイアップや公開されているAPIを使ったコンテンツなど制作内容の多様化が進んでいる。モバイルインターネット広告制作を含め、全体として案件数は増加、単価は低下傾向にある。
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マーケティング・マインドとは?私の結論。

石原明先生のメールマガジン「社長、小さい会社のままじゃダメなんです!」
vol.360号のタイトルは[ 「仕事は親切」という土壌を会社の中に作る。]です。

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★『仕事は親切』という土壌を会社の中につくる

どう変わるかというと、何か嬉しいことがあったときに社長や上司に報告に来るのです。
「いや社長、実はこうやったんですよ。そうしたら喜ばれたんです」このときにこの部下の脳みそは動いたな、と思ってください。

『仕事は親切』という土壌を会社の中にきちんとつくると、一人だけが何かやっているのではなく、みんなが同じ方向に進み始めるということです。

仕事というのは、その仕事を通じて喜びに気づいた人が、後からついてくる人に同じ喜びを伝えるという形で発展させるものです。これができると、すごくいい会社ができます。

いかに社員の感情を引き出すかです。人間は機械と違います。機械はプラグをコンセントに挿してスイッチを入れれば平均的なことをずっとやりますが、人間の場合はやる気になったときには寝ないでも頑張ります。社員全員がやる気になれば、いやだと言っても儲かる組織ができるのです。
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いつもながら、石原先生の切り口のよさに感心してしまいます。
わかりやすくて腑に落ちます。先生のファンの経営者なら今すぐ実行するでしょう。

しかし、次のように考える社長も多いのではないでしょうか?
「仕事を親切」で社員にやられたら会社はつぶれる!

客に喜ばれようと、「値引き」し、「親身なタダのサービス」を奨励するようなものだ!
とんでもないことをいう。やっぱり評論家は経営のイロハを知らん!と。

確かに、日本のマーケティングは実務を知らない学者が、
アメリカのマーケティングの方法論を飛ばして上澄みの「理念」だけに飛びついた。

「顧客志向」という言葉や、「顧客満足の最大化」という言葉は、
方法論の裏付けのないまま単なるスローガンとして、無邪気にトップが語ると、
現場にとんでもない矛盾と混乱をもたらします。

私はこう考えています。
マーケティング・マインドとは顧客志向(Customer Oriented )ではなく、
顧客視点(Customer's Aspect)で発想することである。


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Amazon「キンドル」は出版イノベーション (勝間和代氏)

勝間和代氏のニュースな仕事術 第34回」は話題のキンドルを取り上げています。

論評のヘッドラインはこうです。

「キンドル」の登場によって電子書籍端末が本格的な普及期に入った。電子書籍端末は単に紙の書籍を代替するものではない。出版ビジネスを根底から変え、パソコンや携帯電話をも脅かすイノベーションである。

なぜイノベーションなのか?それを説明した部分を引用しました。

これまで紙の書籍の印税は通常、売価の10%でした。キンドルでもそのままだと著者の印税額が減ってしまいます。それを補うため、キンドルは著者印税を35%としました。さらにアップルのiPad発表前後に、契約次第では70%に引き上げることを発表しました。

加えて、キンドル向けの書籍の開発キットまで公開される予定です。著者がブログを作るかのように、書籍を自分で編集して出版できる時代になってきたのです。

なぜ各社がこれだけ電子書籍端末に力を入れるかというと、これまで出版社が抱えていた印刷・流通機能を電子書籍端末が代替することで、出版社や取次会社が得ていた付加価値部分を、端末及びそのコンテンツの流通プラットフォームを作った会社が獲得できる可能性があるためです。

このような流れの中で、日本の出版各社の動きは正直、やや鈍いと思います。本当の怖さに気づいている人はまだ少数派です。しかし、キンドルやiPadはこれまでのバリューチェーン(価値連鎖)や、出版社の役割そのものを根底から覆す潜在能力があります

私も出版革命論を支持するものですが、その理由のひとつは、膨大な潜在的著者の人口です。

①これまでも「プロ」の書き手は多かったが、良い本でも、初版の発行ですぐ絶版されるという流通の仕組みに泣いている著者がほとんではないでしょうか?KINDLEなら著作権のある間はたとえ少部数ずつでも売れれば印税が入る。流行に流されることなくじっくり書けるのです。
②ブログによって書き手が飛躍的に増えた。

出版社が出版するかどうかを決める現在の仕組みは時代遅れです。編集ツールが提供されれば、素人でも出版できる。マーケティングもネットを使って自分でやれるのです。製造販売をすべて個人でやれます。オリジナルのコンテンツをAMAZONの流通網で世界に流せるのです。(翻訳家も活躍できる場が増えます!)

テストマーケティングで反応をみて、いけそうだとなると、一気に端末価格(KINDLE本体)を下げるでしょう。これは出版イノベーションです。すごい時代になりました。

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石井研二著「アクセスログ解析の極意」という超お薦め本

本日は、「アクセス解析本」がテーマです。
アクセス解析に限らず、解説本は「何ができ、それはどう操作すればできる。」
ということに終始しているのがほとんどです。

この本はそんな解説本とは根本的に違います。(このような良書が絶版になるとは!)
ウェブマーケティングの成果を高めるためには、アクセス解析をどう使えばよいか。
という観点で書かれています。

SEO効果を倍増させる アクセスログ解析の極意石井研二著 秀和システム
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著書はホームページを以下のようにとらえています。単なるログ屋さんではありません

ホームページというのは、あらゆるメディアの中で唯一、顧客が自分でニーズを口にして訪れるものです。普通の店舗ではこうはいきません。お客はどんな強いニーズを持っていても、黙って入店するのが普通です。それどころか、ニーズを店員に見透かされないように、と心をガードして入ってくることさえあります。しかしホームページなら、「今日はコートを見にきたよ!」と教えながらくるわけですよね。(116p)
この本は、「アクセス解析」の手法というより、企業サイトの問題点を鋭く指摘してくれる本です。多数のサイトの綿密なアクセス解析を手がけた著者だけができる視点で、説得力があります。1ページ読むごとに、なるほどと思う解説書は珍しいです。

著者の最新本はGoogle Analyticsの解説本です。もちろん、こちらも入手しました。
Google-Analyticsを勉強したくて解説本を探していたら、この著者に出会ったのです。
やはりアマゾンはすごいサービスをシステムとして提供しています。

良書でも売れることがなければ、すぐ絶版になってしまうのが現在の出版業界です。
幸いにもAmazonのMarket-Placeができたので、全国どこでも中古本で入手できます。
コンテンツが欲しいのですから、新版であろうが中古であろうが問題ではありません。
KindleやI-PADという魅力的なシステムの電子出版は、出版革命を起こすとおもう。
電子出版については改めて考えてみたいです。

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